株式会社OTS探偵社 御中

代表取締役 梅木 栄二様 スタッフ御一同様

拝啓

早春の候、御社におかれましては益々ご発展の事とお喜び申し上げます。一昨年前になってしまいましたがその節には大変お世話になりました。

実は、足掛け2年継続してきました妻との民事裁判でしたが、私の方から裁判を取り下げる事になりましたのでご報告も兼ねてお手紙を書かせて頂きました。驚かれるかも知れませんが、妻とは元の夫婦生活を再開する運びとなりました。当初、妻は相手男性との不貞を否認して調停で折り合いをつける事が出来ず妻、相手男性を相手にして裁判へと望みましたが、妻と相手男性に途中で何があったのか、妻の方から私に弁護士を通して正式な謝罪があり、裁判とは別に妻と話し合いを重ねて参りました。妻は「相手男性とは別れた」と告げられた時に梅木さんの「相手男性と奥様はいつか壊れます」とおっしゃった言葉の通りになった事に大変驚き、戸惑いました。その時すぐに梅木さんにご相談出来れば良かったのですが、梅木さんやスタッフの皆さんが難しい案件に苦心して証拠を掴んで戴いた事を思えばなかなか言い出せずただ、月日だけが経過していきました。

妻が相手男性と縁を断ち切り、私と子供達の元へ帰らせて欲しいと懇願してきた時に、私は苦しむと同時に何を今更と、大変怒りもこみ上げましたが、妻が相手男性に走ってしまった原因は私にもあり、また、子供達の事を想えば泥沼の裁判を経て別れるより、お互いに一から信頼関係を築く事を考え、やり直す事を選択するに至った次第です。当時梅木さんが「本当に離婚に踏み切るのか」と、私に何度も問いかけられた事を思い出しますが、当時の私は冷静な感情でその言葉を受け止める事が出来ずに「勿論。」としか言えなかった事、なぜ梅木さんが何度も丁寧な言葉を選んで冷静な選択を行う様に諭してくれたのか、今になれば理解出来る様な気がします。

まだまだ私達家族はこれからどうなるやも分かりませんが、どうぞ熊本の地から温かく見守って頂ければ幸いです。またいつか熊本に立ち寄った際には事務所にお伺いさせて戴きます。

最後に、気持ちばかりの品ですがご笑納下さい。梅木さんはじめスタッフの皆様のご多幸をお祈り致します。

敬具

思いがけない立派な御品を賜り恐縮です。N様ご家族の皆様がこの困難を乗り越え幸せな生活を取り戻される事を何よりも祈念致しております。梅木